64卦384爻の解説と判断

11.地天泰

●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の解釈と判断、△は爻辞の解釈と判断です。

●泰は、小往き大来る。吉にして亨る。
○自分にとってマイナス要因が減り、プラス面が増える。

 地天泰は安泰をいう卦。どうして安泰かというと、の強い者、権力者が下
にいて、上にの民衆がいるからで、世の中はこうであってこそ平和。
夫婦でいえば、夫が妻に従っているとか、大事にしている形。夫が威張って、
妻が服従しているような夫婦はうまくいかないようです。

▲初九 茅を抜くに茹たり、その彙(たぐい)と以にす。往きて吉なり。
△仲間とやるといい。だいたい何を占ってもOKです。

▲九二 荒を包(か)ね、馮河を用い、遐きを遺れず、朋亡う。中行に尚う
を得たり。
△清濁併せ呑んで、思い切ってやるといい。私情に流されてはいけない。自
分がいいと思ったことは、思い切ってやること。

▲九三 平らかにして陂(かたむ)かずということなく、往きて復らずとい
うことなし。艱貞なれば咎なし。恤うるなかれ、それ孚あり。食において福
いあり。
△いつまでも安泰ということはなく、去ったかに見えたマイナス要因もまた
戻ってくる。世の中や人生とはそういうものだと思って、じっとガマンして
いれば大きな失敗はない。まあ、食べることには困らないのだから。

▲六四 翩翩として富まず。その鄰と以にす。戒しめずして以て孚あり。
△六四は、すでに安泰の時期を過ぎてしまったので、六四は今の状態から逃
げないといけない。六四が逃げると同じ陰爻の六五と上六の隣人も共に六四
についてくる。

▲六五 帝乙妹を帰がしむ。祉いを以てす元吉。
△六五の君主が娘を臣下の有力者九二に嫁がせる。その結果はよい。陰爻の
君主なので、君主としての絶対の力はない。九二の実力者に任せるならば、
しばらくは安泰を保てるだろう。

▲上六 城隍に復る。師を用うるなかれ。邑より命を告ぐ。貞なれども吝。
△隍の土を積み上げて築いた城も、崩れてもとの隍に復る。安泰の時期は終
わった。このようなときに、武力を用いて退勢を一気に挽回しようとしては
ならない。つまり、無理をしてはいけない。自分が命令するような立場には
なく、反対にいろいろ要求されてしまう。しかし、対抗しようとはせず、ひ
たすら守りに徹するのがよい。

*占って地天泰を得て、安泰=使えるのは、初九、九二まで、九三以降は、
泰も終わるので、積極的には使えませし、期待できません。すぐにはダメに
ならないとしても、要注意です。年運などに得ると、特に九三は、大きく生
活が変化します。

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天沢履

●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の解釈と判断、△は爻辞の解釈と判断です。

●虎の尾を履む、人を咥わず。亨る。

○虎の尾を踏むような危険があるが、無事に切り抜けられる。

虎の尾を踏んで喰われないなどということはないのに、
どうして喰われないかというと、内卦 に人(虎のように怖い人)を悦ばせる
持ち味がある
からだと。

相手を悦ばせる和の精神を持ってやれば、なんとかなります。
実際に占って天沢履を得て、気をつけないといけないのは、五爻くらいでしょうか。
あとはそんなに怖いことはありません。三爻でも。

▲初九 素に履む。往けば咎なし。
△初九は 素直にやっていい。素がポイントなので、かっこよくやろうとか
無理なやり方はダメです。

▲九二 道を履む坦々たり。幽人なれば貞にして吉。
△マイペースで坦々とやりましょう。

▲六三 眇にして視、跛にして履む。虎の尾を履む。人を咥う。凶。
武人大君となる。
△眇や跛は、何かをするときに能力不足、体力不足の象徴。
だから、無理をしなければ、つまり自分の体力などを考慮してやれば、
凶という結果にはなりません。日筮なら、疲れる日、くらいです。

▲九四 虎の尾を履む。愬々ついに吉なり。
△初九や九二は、虎の尾を踏んでないが、六三、九四は「虎の尾を履む」。
なので、危険を自覚して慎重にやることが必要。
何かやって吉占なら、やめておくほうが無難でしょう。

▲九五 夬めて履む。貞なれどもあやうし。
△九五は君位で、しかも陽爻であるため、自分だけは虎の尾を踏むような危険
には遇わない、という自信があります。卦が危険な卦であるだけに、
こういう強気、自信過剰は却って危険です。
日筮なら、過信をいうので、約束の時間、場所など再確認が必要です。

▲上九 履むを視て祥を考す。それ旋るときは元吉。
△これまでの経験を生かして、ソツなくやりましょうが判断。
わりと失敗はないです。

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豚インフルエンザ日本で流行するか?

09/04/27(月)

メキシコで豚インフルエンザで103人の死亡者が出たというニュース。
日本でも流行するのか、早速占ってみました。

日本でも感染者が出る 地雷復初九
出ない           風地観六三
方針            風天小畜九五

流行する  地水師六四
しない    水天需上六
方針     沢風大過九五


私の判断は、感染者は出るけど、それほど流行はしない、です。
果たして・・・どうなるのでしょう。

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風天小畜

●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の解釈と判断、△は爻辞の解釈と判断です。

●小畜は享る。密雲して雨ふらず、わが西郊よりす。

○小畜は、物が少し蓄えられる意と、やりたいことをちょっと止められる意とが
あります。
 内卦乾は前進しようとする卦ですが、それを外卦巽の風が押し止めます。
しかし、風なので、気まぐれというか、そんなに強い力はないので、止められる
のはちょっとの間です。小畜はまた定月会局で12月の卦なので、年運を占った
ら、やりたいことは12月ごろから形になります。

 また、面白いのは、人間って、やりたいことを強く止められると(山天大畜)、
ナニクソ!と闘志が湧いたりしますが、ちょっと待ってね、くらいの止められ方だと、
いざ、さあ、やっていいよ、というときになると、なんだかもうやる気がなくなってしま
ったりします。

 それを、<密雲して雨ふらず>=雲が集ってきて雨が降りそうで降らない、
と卦辞は表現しています。
 小畜を得たら、希望は通る可能性はあるが、ちょっとボルテージ不足だよねえ、
が判断になります。

▲初九 復ること道よりす。何ぞそれ咎あらん、吉なり。
△初九は 地雷復初九と似た感じがあり、元に戻るという意味が強いようです。
何かやることに得るよりは、ちょっと物が溜まるというようなことに得るほうが多い
のではないかと思います。貯蓄をしていいようになら、少しは溜まるでしょう。

▲九二 牽いて復る。吉なり。
△初九と同様、元の、本来の場所に帰るという意味ですが、初九の場合はそれが
ひとりで出来たのに、九二は仲間がいないと出来ません。例えば、禁煙するにも
誰かと一緒でないと無理、です。

▲九三 輿輻を説く。夫妻目を反(そば)む。
△夫妻反目から、これを日筮に得ると、ものすごい夫婦喧嘩をします。半端じゃ
ありません。<輿輻を説く>は、車のスポークがぬけてしまって動かないような
ものです。だから進むことはできない。喧嘩をする相手がいない人に得たら、
日筮なら、その日は何をやってもシッチャカメッチャカで成果はないでしょう。

 じゃあ、どうすればいいかというと、私は、できるだけ夫には近づかないように
しますが、他のことは、明日できることはその日にやらない、ことにしています。
ただ、家事など日常やっていることは問題ないでしょう。

▲六四 孚あり。血(いたみ)去り懼(おそ)れ出ず。咎なし。
△血は傷つくこと、懼れは心配事、そういうものが去るという意。この爻は、
風天小畜の中で意外といいです。小畜の主爻(主人公)だからでしょうか。
また、上の二陽が援けてくれるからかもしれません。

▲九五 孚あり攣如たり。富その隣と以(とも)にす。
△この爻もわりと使えます。ただ、隣という字があることからして、ひとりでやる
のではなく、友だちとやる、例えば、映画に行っていいようになら、誰かと一緒に
行くならいいでしょう、となります。

▲上九 既に雨ふり既に処(お)る。徳を尚んで載つ。婦貞なれどもあやうし。
月望に幾(ちか)し。君子征けば凶。
△この爻は、判断に迷う爻です。いいんだか悪いんだか。もう既に雨が降って
しまったということは、<月望に幾し>=満月の状態には欠けるが、もうある程度
希望が達成されていると考えて、これ以上欲張らない、が判断です。

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あんず大福

09/01/29(木)

先週の金曜日(23日)にヘナ染めに行ったとき、雑誌を見ていたら、
いかにも美味しそうなあんず大福の写真が目についた。
見れば、場所は恵比寿とある。
美容師に訊くと、「知ってますよ。ここから10分ぐらいです。
美味しくて幾つでも食べられちゃいます」と。
それは、あなただからでしょ、と心の中で言った(ちょっと太めの方なので)が。

私は甘いものはあまり食べないけど、杏は好き。
薄い皮に杏のオレンジ色が透けて見えて、食指をそそる。
帰りにそのお店に寄ってみました。
杏大福は3個しかなかった(午後2時前なのに)ので、全部買い占めました。
家に帰って正庵(しょうあん)というサイトを見てみたら、
恵比寿の本店の他に、銀座の松屋と歌舞伎座の売店にあるという。

松屋なら日曜日に銀座に行くので、また買ってこよう。
10時過ぎに行ったら、あんず大福と表示がある大きなお皿に一個もない。
「もう売れちゃったんですか?」と訊いたら、
あんず大福は届くのが12時前後だという。
12時過ぎには銀座を出なくてはならないから、
用事が早く済んだらまた寄りますと言って、
一応10個取っておいてもらいました。
運良く用事が早く済んだので、10個ゲットし、
次週の金曜に来る息子たちのために冷凍してみた。

私は美味しいものを見つけるとみんなに食べさせたくなる。
このあんず大福、欠点は1日しかもたないということ。
買ってもその日に会う人にしかあげられない。
それだけ添加物なしの良質な材料で作っているということなのだが。

毎週木曜は、築地に行くので、横井先生や易の教室の人たちにも
買って行ってあげよう、と思った。
木曜なら、本部道場でK先生やSさん、Yさんにも会うからあげられるじゃないか、
といっぱい買い込んだ。
といっても、その日のうちに食べなくちゃいけないから、
あんず大福とあんずドラ焼(こっちは1週間もつ)を1個ずつ3セット、
あんず大福を自分用に2個、易の教室の人たちはあんずドラ焼にした。

易が終わって家に帰って、合気道の皆さんは、今日は来るんだろうな?

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沢火革六二

09/01/26(月)

1週間前、妹からメールがあり、バアちゃん(母)が、
「宝塚で源氏物語やってるから観たいっていうから、ネットで見てみたんだけど、
もう完売なのよね。もうダメだよね?」と言ってきた。

それは、暗に私の夫に頼めないかという意味。
「他の物なら、なんとかなるかもしれないけど、宝塚はダメ。
前にも頼まれたとき、自分で取ったもの」と返事した。

タカラヅカー? なんでまた行く気になったのだろう。

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水地比

●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の解釈と判断、△は爻辞の解釈と判断です。

●比は吉。原筮するに元永貞にして、咎なし。寧からざるものまさに来る。
後夫は凶。

○比は、人に親しむ、ものごとに親しむことについてがテーマの卦です。
 地に水がぴったりついていて隙間のないことから、比といいます。
<原筮>はよくよく考えること、親しむ対象について、そして、自分自身に
親しむ資格があるかどうか、無理がないかなどを。それが<元永貞にして>
の意。親しむ対象について、よくよく考えた上で親しむならば<咎なし>で
す。<寧からざるものまさに来る>は、今まで親しまないできた人も向こう
からやってきます。<後夫は凶>は、皆が親しもう、仲良くしようとしてい
るときに、まだ疑っていて遅れてくるようなのはよくないという意味です。
各爻は、親しみ方について言います。

▲初六 孚ありてこれに比す、咎なし。孚ありて缶(ほとぎ)に盈つれば、
終いに来たりて他の吉あるなり。
△初六は、親しむ初めなので、よくよく考えないといけない。自分に信念や
まごころがあれば、親しんでよい。あるいは相手のほうからやってきて、意
外のいいこと<他の吉>がある。
実際には、よくよく考えて、止めてしまうことが多いです。自分から行くと
いうより、相手のほうからやってくる意が強いのかと思いますが、まだそう
いう占例に出くわしたことがありません。

▲六二 これに比すること内よりす。貞にして吉なり。
△自分で決めなさい、という意味。どうしたらいいか訊いているのに、自分
で決めなさいって、そんなのあり? と思われかもしれませんが、この卦爻
を得るときは、それなら、とハッキリ自分で決められるときに得ます。
六四卦のほとんどの卦が危機感を持って警告していることが多いなかで、だ
から、何か占うと、止めなさい、こういう条件ならやっていい、という中で
自分で決めていいという比六二のようは卦爻は他にないです。
好きにしたら、という多少なげやりな感じの風地観六三という卦爻がありま
すが、これはやってみてよかったという感じはないです。

▲六三 これに比する、人にあらず、また傷ましからずや。
△親しむ対象が悪い、合ってないから止めなさい、です。この卦爻も、得る
ときは、そうか、そうだよね、と素直に納得できるときに得ますので、判断
は易しいです。

▲六四 外これに比す、貞吉。
△親しもうとしている相手とは全く別のものを考えるといい。他に手がある
という意味です。たとえば、黒いショールを買おうと思って出かけたら、ピ
ンクのショールが目についた。これもいいなと思って、これを買っていいよ
うにと占って比六四なら、いいのです。でも、黒いショールを買って吉に比
六四なら、止めです。

▲九五 比を顕(あき)らかにす。王用って三駆して前禽を失す。邑人誡め
ず。吉。
△親しんで来る人に対しての態度をいいます。来る者は拒まず、去る者は追
わず、です。拘らない、広い心で人に接します。物に対しても同じです。

▲上六 これに比する、首たることなし、凶。
△卦辞の<後夫>にあたります。今からでは間に合わない、手遅れです。
<首たることなし>というのは、自分に人が親しんでくれるだけの能力や人
格がない。時間でいえば、首は最初を意味し、病占なら、最初の処置が悪か
ったからもう手遅れですね、今からでは手がない、などと判断します。
ただ、捻った判断としては、これからチラシに出ていた物を買いに行って吉
に比上六は、残り物に福があるとみて、残っているという考え方もします。
しかし、これは上級者用の判断ですので、初心者は、もう遅いという判断を
しておくのが無難でしょう。

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地水師

08/12/08(月)

●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の解釈と判断、△は爻辞の解釈と判断です。

●師は貞。丈人なれば、吉、咎なし。
○師は師団の師、軍隊をいいます。ふだんは百姓仕事をやり地を耕していて
農閑期に軍事の訓練をします。そこで、師は農の中に兵が隠れていることの
意味があります。ここから、師卦を得たら、目立たないように、ということ
は、積極的に何かやることを否定します。それが<師は貞>の意味です。
 <丈人なれば吉>は、軍隊を用いることは非常に危険なことなので、この
闘いには老成した人物を将軍にしないといけないということです。通常の問
題を占ったら、その道の専門家、弁護士とか医者などに当てます。そういう
人に任せるとか、相談したなら、失敗はない、が<咎なし>です。

▲初六 師出ずるに律を以てす。よからざれば凶。
△物事にはルールが必要。最初の取り決めが肝心、契約書などしっかり取り
交わすとよい。

▲九二 師中にあり。吉にして咎なし。王三たび命を賜う。
△九二は丈人なので、<吉にして咎なし>で悪いことはありません。王から
大事を委託されて、また三たびも褒美を賜わるとあります。が、実際にはと
くにいいことがあるわけではありません。<王三たび>は、買い物の方針な
なら、買わない、まだ先にいいものがあると判断します。

▲六三 師或いは尸(かばね)を輿う。凶なり。
△戦えば指揮官(六三)は戦死し、負けます。占ってこの爻を得たら、たい
ていのことは迷わず止めです。

▲六四 師左りに次る、咎なし。
△敵からは攻撃しにくく、こちらからは攻めるも守るもよしという立場に居
るたとえです。従って、占ってこの爻を得たら、様子をみるが判断です。

▲六五 田(かり)して禽(えもの)あり。執言に利あり。咎なし。長子師を帥ゆ。
弟子尸(かばね)を輿う。貞なるも凶。
△狩りをして獲物が手に入る。相手の言い分を盾に取るのはよい。
長子が戦の指揮官になっているときに、次男以下の者を作戦に参与させると、
戦死者の屍骸を車に乗せて帰ることになる。戦争だから仕方ないこととはいえ、
凶である。
 戦争は自分から仕掛けるのではなく、相手に非がある場合にのみ戦っていい。
指揮官は力のある人に任せ、命令系統は一本にする。
相手の言い分を盾に取る、相手の弱みにつけこむのがいい

▲上六 大君命あり。国を開き家を承く。小人は用うるなかれ。
△戦争が終わって手柄によって褒美が与えられる。大人には国や家を与えて
いいが、小人はいくら戦功があっても国や家を与えてはいけない。金品を与
えるに留める。
判断は、相手をみて考える。家を建てるのはいい。
小人にあたる人に対してはお金で解決する

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天水訟

08/09/24(水)

●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の解釈と判断、△は爻辞の解釈と判断です。


●訟は孚ありて塞がる。おそれて中すれば吉。終えんとすれば凶。大人を見
るに利あり。大川を渉るに利あらず。
○訟は、こちらに理があってもそれが受け入れられない。中庸を得たやり方
をすればいいが、どこまでも自分を通そうとすれば結果がよくない。訴訟は
公平な第三者に裁いてもらうのがいい。無理してやってもいいことはない。
 占って訟卦を得たら、自分の主張は通らないと覚悟し、争うのをやめる。

▲初六 事とするところを永くせず。小しく言うことあれども、終に吉なり。
△争いがあるときは、争いを長引かせないように。自分の言いたいことをサ
ラッと言うだけ言ったら、そこで止める。そうすると、意外と結果がいいで
す。

▲九二 訟に克たず、帰りて逋る。その邑人三百戸にして、わざわいなし。
△争いには勝てないが、おとなしくしていれば災いはない。

▲六三 旧徳に食む。貞なればあやうけれども終に吉なり。或いは王事に従
えば成すなし。
△先祖の遺産で食べていく=今までのやり方を変えなければ問題はない。

▲九四 訟に克たず。復って命に尽即き、渝りて貞に安んずれば、吉なり。
△争いには勝てないので、気持ちを変えておとなしくしていれば問題ない。

▲九五 訴え元吉なり。
△訴訟においては、自分の言い分が聞き入れられ、公平に裁いてもらえる。
しかし、それ以外のことに関しては自分の希望は通りません。

▲上九 或いはこれにハン帶を錫う。終朝に三たびこれをうばわん。
△強引なやり方で訴訟に勝つこともあるが、そうして得たものは、最後には
失うことになる。

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水天需

08/07/07(月)

●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の△は爻辞の解釈と判断です。

●需は孚あれば、光いに享る、貞なれば吉なり。大川を渉るに利あり。
○需は目標があれば、希望は叶う。待って準備をしてから取り掛かるのがよい。
そういうやり方なら、思いきったことをやってもよい。

 占って需卦を得たら、とにかく待つ。すぐにはやらない、また、できない。
各爻は、その待ち方についていいます。
 また、需は飲食の意味があるので、病気の方針に得たら、食養生がいい。
食べ物占(=このレストランに入って吉占)なら多分美味しいでしょう。

▲初九 郊に需つ。恒を用うるに利あり。咎なし。
△外卦 険の危険な場所から初九は最も遠いところに居るので、
悠然と待つことができる。

▲九二 沙(すな)に需つ。少しく言(ものい)うことあり、終に吉なり。
△初九より少し 険に近くなったので、少しは文句を言われるようなこと
もあるかもしれないが、それでも待っていれば結果的に失敗はない。

▲九三 泥に需つ。寇の至るを致す。
△九三は、 険に最も近いところに居る。それは自分が盲進することで
そのような立場になった。ここからはそれ以上絶対進んではいけない。

▲六四 血に需つ。穴より出ず。
△六四は、 険の危険な状態にすでに落ちこんでしまった状態。
こうなってはジタバタせずに、じっとしているしかない。
そうすればそのうちに、危険な状態から抜け出すことができる。

▲九五 酒食に需つ。貞なれば吉。
△飲食いしながら、悠然とチャンスを待ちましょう。
自分から何かしなくても、チャンスは向こうからやってきます。

▲上六 穴に入る。速(まね)かざるの客三人あって来る。
これを敬(つつし)むときは終に吉なり。
△相手が何か言ってきてから、誠意を持ってそれに対処すればいい。

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