●が卦辞、▲が爻辞、○は卦辞の解釈と判断、△は爻辞の解釈と判断です。
●小畜は享る。密雲して雨ふらず、わが西郊よりす。
○小畜は、物が少し蓄えられる意と、やりたいことをちょっと止められる意とが
あります。
内卦
乾は前進しようとする卦ですが、それを外卦
巽の風が押し止めます。
しかし、風なので、気まぐれというか、そんなに強い力はないので、止められる
のはちょっとの間です。小畜はまた定月会局で12月の卦なので、年運を占った
ら、やりたいことは12月ごろから形になります。
また、面白いのは、人間って、やりたいことを強く止められると(山天大畜)、
ナニクソ!と闘志が湧いたりしますが、ちょっと待ってね、くらいの止められ方だと、
いざ、さあ、やっていいよ、というときになると、なんだかもうやる気がなくなってしま
ったりします。
それを、<密雲して雨ふらず>=雲が集ってきて雨が降りそうで降らない、
と卦辞は表現しています。
小畜を得たら、希望は通る可能性はあるが、ちょっとボルテージ不足だよねえ、
が判断になります。
▲初九 復ること道よりす。何ぞそれ咎あらん、吉なり。
△初九は 地雷復初九と似た感じがあり、元に戻るという意味が強いようです。
何かやることに得るよりは、ちょっと物が溜まるというようなことに得るほうが多い
のではないかと思います。貯蓄をしていいようになら、少しは溜まるでしょう。
▲九二 牽いて復る。吉なり。
△初九と同様、元の、本来の場所に帰るという意味ですが、初九の場合はそれが
ひとりで出来たのに、九二は仲間がいないと出来ません。例えば、禁煙するにも
誰かと一緒でないと無理、です。
▲九三 輿輻を説く。夫妻目を反(そば)む。
△夫妻反目から、これを日筮に得ると、ものすごい夫婦喧嘩をします。半端じゃ
ありません。<輿輻を説く>は、車のスポークがぬけてしまって動かないような
ものです。だから進むことはできない。喧嘩をする相手がいない人に得たら、
日筮なら、その日は何をやってもシッチャカメッチャカで成果はないでしょう。
じゃあ、どうすればいいかというと、私は、できるだけ夫には近づかないように
しますが、他のことは、明日できることはその日にやらない、ことにしています。
ただ、家事など日常やっていることは問題ないでしょう。
▲六四 孚あり。血(いたみ)去り懼(おそ)れ出ず。咎なし。
△血は傷つくこと、懼れは心配事、そういうものが去るという意。この爻は、
風天小畜の中で意外といいです。小畜の主爻(主人公)だからでしょうか。
また、上の二陽が援けてくれるからかもしれません。
▲九五 孚あり攣如たり。富その隣と以(とも)にす。
△この爻もわりと使えます。ただ、隣という字があることからして、ひとりでやる
のではなく、友だちとやる、例えば、映画に行っていいようになら、誰かと一緒に
行くならいいでしょう、となります。
▲上九 既に雨ふり既に処(お)る。徳を尚んで載つ。婦貞なれどもあやうし。
月望に幾(ちか)し。君子征けば凶。
△この爻は、判断に迷う爻です。いいんだか悪いんだか。もう既に雨が降って
しまったということは、<月望に幾し>=満月の状態には欠けるが、もうある程度
希望が達成されていると考えて、これ以上欲張らない、が判断です。
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